【基礎工事】基礎屋さんの仕事内容とは?

千葉県を中心に近郊にて、基礎工事・鉄筋工事を行っております、株式会社加納興業です。

基礎工事は足場やメッシュシートで覆われることがなく、普通に歩いていると見かけた方もいらっしゃるでしょう。
完成した基礎はコンクリートと飛び出したアンカー、と一見地味ですが、実はさまざまな工程を経て造られています。
建物を支える大切な部分であるため、必然的に職人さんには多くの技術や経験が求められる建築段階でもあります。
この基礎を造るのが、私たちのような「基礎屋さん」です。

今回は、基礎工事を担当する「基礎屋さん」の仕事内容について、お伝えしようと思います。
これから基礎工事に従事したいと考えている、興味がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

基礎工事とは

基礎工事は何かというと、建物と地面をつなぐ土台をつくる工事です。
一度建物を建ててしまうと、なかなか基礎部分は直せないほか、傾斜や不同沈下が起きると最悪住めなくなることに。
建物の耐久性にも関わるため、建設の際は、地盤調査と強固な基礎が求められます。そのため、基礎工事は建築のなかでも重要な立ち位置にあるといえるでしょう。
基礎工事には、大きく分けて杭基礎と直接基礎の2つがあります。

・杭基礎

地盤が弱いと建物が傾くため、それを防ぐために柱状の「杭」を地面に打ち込むのが、杭基礎です。
硬い地盤に届くまで杭を打つことを支持杭、弱い地盤が分厚いときなどに、ある程度の深さまで杭を打つ摩擦杭があります。
マンションや高層建築、一般住宅に行われます。

・直接基礎

主に一般住宅で行われる基礎工事で、平たく言うと地面の上にそのまま基礎を造ります。
比較的硬い地盤の上で行われるので、不同沈下などのリスクは低いです。
以下に紹介するベタ基礎・布基礎・独立基礎の3つに分かれます。

■ 直接基礎の種類

・ベタ基礎

床下をすべてコンクリートで覆い、面で建物を支える基礎です。
現在、多くの住宅はベタ基礎が採用されており、弊社もベタ基礎を中心に工事を手掛けています。
耐震性に優れており、地面からシロアリの侵入を防げる強みがあります。

・布基礎

柱や壁の下の基礎を地面の奥深くまで伸ばして、点で支える基礎です。
ベタ基礎と違い、床の部分が土むき出しになるか、コンクリートが打設されていても薄めなのが特徴といえます。
コストが抑えられ、地面が凍結しやすい寒冷地に向いています。

・独立基礎

点で支える部分は布基礎と同じですが、それよりもさらに地盤に設置する面積が狭く、柱だけを支えるために造られるのが独立基礎です。
古い木造建築で見られるほか、物置や傾斜地にお家を建てる時、外構のフェンスや玄関ポーチの柱などで見られます。

■ 基礎工事の流れ

一般住宅の基礎工事は、おおよそこのような流れで行われます。

① 地盤調査

専門の地盤調査会社に依頼し、地盤を調べてもらいます。
その後の結果によっては、地盤改良工事や杭基礎を行います。

② 地縄張り・遣り方

ここから「基礎屋さん」の出番です。
建物を建てる場所を、ビニールひもなどで区切って、位置をはっきりさせます。
図面を参考にしながら、詳細な基礎の高さや長さを仮設物で表示し、工事の際の道しるべにします。

③ 根切り

パワーショベルなどを用いて、基礎を造る場所の地面を掘ります。

④ 砕石敷き

人工的に砕いて粒をそろえた砕石を敷き、専用の器具で叩いて地面を締め固めます。
その後に防水・透湿シートを敷きます。

⑤ 捨てコンクリート

コンクリートを流します。
建物の強度にはとくに関係なく、基準線を書いたり、鉄筋が地面に触れないようにしたりする意味で施工されます。

⑥ 配筋

コンクリートを補強するための鉄筋を組んで、固定していきます。

⑦ 型枠組み・コンクリート流し込み

コンクリートが流れていかないよう型枠を組み、建物と基礎をつなぐ金具のアンカーボルトを設置してから、コンクリートを流し込みます。

⑧ 型枠を外す

基礎工事

コンクリートが固まったら型枠を外し、ひび割れなどがないか確認します。

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株式会社加納興業は、千葉市を中心に千葉県・埼玉県・東京都・茨城県にて、基礎工事・鉄筋工事を承っている会社です。
基礎工事では主に一般住宅のものを担当しており、ベタ基礎が中心です。
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■ まとめ

基礎屋さんの仕事には、丁寧さや繊細さが求められますが、どれも建物を支えるためには不可欠の要素です。
専門性の高い工事なので、突き詰めていけば高い収入を得ることも可能でしょう。


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